この地区のチームは比較的米国の南部に集まっているためか、観客動員数から見て東カンファレンスの他の2地区のアトランティック、ノースイーストに比べればやや人気が劣っているように思われる(やはりアイスホッケーは寒い地域のほうが盛んなようだ)。この地区に所属するチームは、アトランタ・スラッシャーズ、カロライナ・ハリケーンズ、フロリダ・パンサース、タンパベイ・ライトニング、ワシントン・キャピタルズである。近年は世界的なスター、アレキサンダー・オベッチキンを擁するキャピタルズ、安定した力を発揮しているエリック・ストールを中心としたハリケーンズが地区優勝を争っている。
この地区はキャピタルズの圧倒的な攻撃力が目立つ。2007-08、2008-09シーズンと2シーズン連続でNHLゴール王であるオベッチキンをはじめ、そのオベッチキンにパスを供給する二クラス・バックストロム、危険なスナイパーであるアレキサンダー・セミン、さらにはディフェンスでありながら2008-09シーズンにわずか68試合で31ゴール、42アシストをマークしたマイク・グリーンと素晴らしい攻撃陣が揃っている。さらに、ディフェンス陣もタフな選手が揃っている。唯一の穴といえるのはゴールキーパーか。
まず対抗できるのはハリケーンズであろう。2005-06シーズンにスタンリーカップを勝ち取ったハリケーンズは、スピードに乗った攻撃、安定したゴールキーパーが持ち味である。注目選手は、先ほども少しふれたようにエリック・ストールである。2005-06シーズンのプレーオフでブレークしたゴールキーパーのキャム・ウォードも注目である。パンサースは、スーパースターがいないもののチーム全体の力で2008-09シーズンはプレーオフまであと一歩までに迫った。一方スラッシャーズとライトニングは、両チームともイリヤ・コヴァルチャクやビンセント・ルカバリエなどのスーパースターがいるにもかかわらず、正ゴールキーパーの不在やフロントの不可解なトレードなどにより苦しんでいる。